どの時代も今が一番大変に思えるのは未来は見えず、過去は答えが出ているからなのか…
アメリカの大赤字経済に日本の1,000兆円もの借金、身動き取れないユーロ、中国の作られたGDP。
税金を上げたいだけのアベノミクスに気付かず小躍りする一般人。
円安は日本経済にとって良い事だが運送業にとっては少し事情が違う。
10年前の軽油価格からほぼ倍になった軽油の値段。軽油の輸送原価構成比は
平均20%。これが倍になるという事は、1.2倍の運賃を貰えているのか?
という事になる。
もともと運送業の利益率は2%と言われている中で、原価が20%も増えたのに
運賃が同じ。
この業界の根本的な問題が根深くあるようだ。
我々が長年見てきた生き残るタイプの経営者はこうだ。
『黒字の仕事しかやらない』『不利な契約はしない』『営業力に強みがある』
『黒字にする工夫を絶えずしている』『経理に強い』
商売で勝つ【黒字】事はあたりまえである。赤字の仕事をやらなければ
ならない理由をもつから赤字になる。
それが分からないうちは人から金を借りてまでやってはいけない・・・と。
ある大手の運送会社の西日本の責任者と呑んだ時の話で、“うちは自社便ほとんどないよ〜”と言っていた。
大手は自分で走るリスク、稼働が減り走れないリスクと、下請けに出すだけで10%の利益を稼ぐメリットを知っている。
再度言おう、運送会社の目標利益率は2%である。
喰う会社と喰われる会社の差は”やろう”としているか、そうでないかの違いではないか?
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